学生が学ぶべき大人になってからのお金の使い方

今回は、学生とお金の価値観の違いや、大人になってからかかる金額について説明いたします。
学生の方や新入社員になりたての方は必見ですので、最後までご覧ください!

目次

学生と大人の1万円の価値

皆さんは、1万円をどのように使いますか?おそらく学生と大人で1万円の価値観について大きな違いが出ると思います。
基本的に子供にとっては1万円というと大きな額です。小・中学生くらいの学生から見れば、1万円というのはめったに使うことのない金額かと思います。親から貰えるのもお年玉か誕生日くらいでしょう。高校生にもなると、学校によりますがアルバイトをすることが可能となり、目先の欲しかったものが沢山買うことができ、「自分はお金持ちになった!」、「一生アルバイト生活で困らない!」なんて思う方もいるかもしれません。
一方、大人はというと1万円という金額を慎重に使う人とそうでない人に分かれます。なぜこのように分かれるのか、詳しく見ていきましょう。

生きる上で生活費が必要となる

この地球上で生きていく上では必ずしもお金が必要となっていきます。なぜなら、生活をする上で必要なものは全てお金がかかるからです。
まず、基本的にお金のかかるのが住居と食費です。この2つは、生きていく上ではどうしても消費しなければなりません。学生は実家で暮らすことで、家賃も食費も全て親が支払ってくれます。しかしながら、実家から離れると自分で支払わなければならなくなるのです。
ちなみに、場所によりますが一人暮らしでかかる家賃は田舎であれば3万円ほど、大都会であれば9万円も珍しくありません。食費は1日1000円使用すると1ヵ月で3万円ほどかかってしまいます。
さらに、光熱費も必要となります。光熱費は、電気、ガス、水道にかかるお金です。他にもスマホやインターネットにかかるお金や、交通費も必要となります。
ここまで挙げた金額をまとめると以下のような金額になります。

家賃   30000~90000円(住む場所による)
食費   30000円(1日1000円にて計算)
光熱費
 電気代 8000円(時期や契約内容によって使用料や金額が変動します)
 ガス  4000円(上に同じ)
 水道  2000円
通信費  5000円(契約内容によって価格が変わります)
合計   79000円(家賃30000円の場合)
     139000円(家賃90000円の場合)

上の金額はおおよその金額です。例えば大雑把に言えば、毎日たまごかけごはんのみの食生活にすると、1日三食食べても1ヵ月で5000円ほどしかかかりません。逆に言えば、毎日外食に行ったりすると、1日2000円消費したとして、1ヵ月で60000円ほどかかってしまいます。
また、上記の金額は生きていく上でどうしてもかかってしまうであろう消費するお金です。
他にも、家具や車、衣類、娯楽、保険、税金などさらにお金が消費されることとなります。
このように、大人になると(実家から離れれば)使われる金額がものすごくかかるようになってしまいます。

給料の総額と手取りの違い

バイトとは違い、正社員で働くとほぼ必ず総額と手取りという言葉を耳にするようになります。
総額とは、会社からの給料すべての総額です。では、手取りはというと、総額から税金や保険料などを引かれて自分の口座(財布)に入って来るお金のことです。海外であれば変わってきますが、ここ日本で働く場合は、生活費以外にもお金がかかってしまうのです。
ここで引かれる税金は住民税と所得税です。この2つの税金は稼いだ額が多ければ多いほど高くなります。
保険料とは、病院に行くときに病院の人に見せる健康保険証というものです。この健康保険証というのも毎月お金がかかってしまいます。
例えば、給料の総額が20万円だとすれば、そこから4万円ほど引かれて残った手取りの額が16万円ほどになってしまいます。このように、せっかく働いた額を国へ支払わなければなりません。
ここでおそらく、「正社員ではなくアルバイトならば税金や健康保険証のお金を払わなくてもいいんじゃない?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。しかしながら、アルバイトの場合は、国や地方から直接支払いの請求が来ることになっています。しかも、正社員よりもアルバイトなどフリーターの方がかかる金額が多くなってきます。これは、会社が正社員のかかる金額のおよそ半分ほどを負担してくれるからです。そのため、正社員でなければ支払わなくてよいというのは間違いということになります。

福利厚生とは

ここで学生の皆様に知ってほしいことがあります。それは、福利厚生というものです。
福利厚生とは、簡単に言えば会社が従業員に対しての給料以外でのサービスといったところです。
よく聞く福利厚生は、交通費を会社が負担してくれたり、いろんなところで利用できる割引券などをくれたりしてくれます。
一番お得感があるのが、家賃を免除してくれることです。家賃免除は、社宅を無料で貸してくれたり、〇万円までなら会社が負担してくれるというものです。ただし、入社して何年までといったことや、独身の方のみといった条件があるので注意が必要です。
この福利厚生は会社によっていろいろと変わってくるので、就活の時には給料だけでなくこの福利厚生も参考にすればよいかと思います。

税金はたくさんの種類がある

税金というのは、皆さんが知っている消費税と、先ほど記載した住民税、所得税だけではありません。

法人税    会社に対してかかる税金
酒税     お酒に対してかかる税金
たばこ税   煙草に対してかかる税金
自動車税   自動車を持っていたらかかる税金
関税     輸入品にかかる税金
相続税    相続するときにかかる税金
固定資産税  土地や家にかかる税金
不動産所得税 土地や家を買ったときにかかる税金
などなど

特に、固定資産税や自動車税は毎年のように請求が来ますので、注意が必要です。

まとめ

これらのように、お金を計画的に使わないと生活が出来なくなってしまいます。
これを知っていると知らないとでは、大人になってからの無駄遣いがかなり変わってくるかと思います。
また、大人になってから、より多く収入を取らなければならないことが分かり、収入の多い企業へ就職することを目指すために、勉強をしなければいけないことが今回の記事で分かったのではないかと思います。
大物になるかならないか、夢を持つか持たないか、これらを考える前に、生活をする上で必要なお金のことについてこの記事を機に学んでいただけたら嬉しいです。

ではまたっ!

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