塾に通えば頭が良くなるというのは間違えな理由

今回は、塾に通う前に必ず知っておかなければいけないことについて説明いたします。
どこの塾も共通して言えることなので、塾に通う前に必ずご覧ください!
(*ここでの塾は、小学校、中学校、高校で学ぶ5教科に関することを学ぶ塾です。)

目次

塾はあくまでも学校のサポート

最初に結論を申しますと、塾はあくまでも学校のサポート役ということです。
難関校向けの塾以外は、学校で学ぶことを予習あるいは復習代わりとして授業を行います。大体の団体指導塾は、学校とほぼ同じペースで授業を進めていきます。基本的には、全ての教科の基礎的なことが学習内容となります。これらを週に2~3回使って学習します。1教科で言えば、週1回が基本的な回数です。(このあたりの回数は各塾のコース内容によります。)逆に学校では、教科によりますが、1教科あたり週2~4回ほど学習しております。特に国語と数学は学校で週に4回ほどは学習しているのかと思います。
ここで実際に学校 : 塾で比較すると、一週間でおよそ2:1~4:1ほどの差ができてしまうわけです。学校で4時間学習したことを塾では1時間ほどに縮小して濃い授業にすることはとても教える側としても覚える側としても至難の業です。
このように、濃厚な塾の授業だけで勉強できるようになれるというのはとても厳しいというわけです。

塾に求めるよりも大切なことはやる気と習慣化

塾に通う前に、勉強できるようになるために必要なことは勉強に対するやる気と習慣化です。
やる気とは、自ら進んで勉強をするという意思です。
「親に言われたから」や「宿題が出たから」という理由でする勉強ではあまり意味がありません。自分の体が勝手に勉強したがる欲求を持っているといないとでは格段に効率が変わっていきます。
さらに、勉強を習慣化することが必要となってきます。例えば、学校から家へ帰ってきたら必ず〇時間は独学をするといったように決められた時間勉強することを習慣化することです。この独学を習慣化することこそが一番効率の良い勉強法となります。
このやる気と習慣化が勉強をできるようになるかならないかの大きな分かれ目となっていきます。
勉強というのは、才能や通う塾の質ではなく、小さな努力の積み重ねというのを理解しましょう。塾は、この独学が間違った学び方にならないようにするための軌道修正(サポート役)ということも合わせて理解しておいてください。

1つ下の学年の基礎ができないと学んでも無駄

学校や塾、独学をしても勉強ができないという方も珍しくはありません。そのような方は、脳に障害が無い限りは、何年も授業についていけなかったことが原因です。

例えば、大雑把に言ってしまえば、英語の授業でアルファベットまでは分かるけどそれ以降の内容は全然分からないという方が、いきなり中学3年くらいの内容を勉強したとしても授業についていくのは極めて困難です。そのような方は、中学1年生の最初までさかのぼって勉強をし直す必要があります。この理由があるからこそ、勉強ができない方ほど団体指導塾や学校の授業はあまりお勧めしません。分からないところまでさかのぼって個別指導塾に通いながら独学をすることをお勧めいたします。
また、独学も誰でもできるわけではありません。独学というのは、教科書や参考書を読んで自分で学んでいかなければならないため、最低限の読解力を身につけなければなりません。読解力を身に着けるためには、国語の現代文の問題をできないところまでさかのぼり、一つ下の学年レベルまでは解けるようにしておく必要があります。
そのため、国語(現代文)→ その他の勉強したい教科という順で勉強をすれば効率が非常に良くなるかと思います。

教師にも教育レベルの差がある

次は教師の教育スキルについてです。当たり前のことですが、頭が良い人=教え方が上手いというわけではありません
頭が良い人の中には、勉強でつまづいたことのある人と無い人で分かれてしまいます。そのため、勉強でつまづいたことのない人は、勉強ができない人の気持ちや原因が分からないため、教え方があまり良くない可能性があります。また、教員免許があったとしても教え方には大きな差があります。そのため、教師の学歴を中心に塾や家庭教師を選ぶことはお勧めしません。体験授業をしている塾があるので、まずはそこで覚えやすいかをチェックすることが良いかと思います。

「必ず成績が良くなる」と勧誘してくる塾は詐欺!

入塾の際に、受付の塾講師が「必ず成績優秀にしてみせます!」「あなたは優秀になります」などと前向きな言葉だらけの営業塾は基本詐欺だと思ったほうが良いです。
塾の経営にかかわってしまうので、プラスのことばかり言い営業してしまうのも無理はありません。しかしながら、成績が優秀になるためには言葉の一つほど甘いことではありません。先ほども説明した通り、塾に全てを任せる以前に、本人のやる気と独学の習慣化があってこそ学力というのはどんどん上がっていくものです。
ダイエットに例えると、「痩せやすくなる薬」といったのを飲んでも痩せることはありません。ライザップで考えれば分かりやすいと思いますが、ライザップは決められた運動量と食事量を管理してくれる施設です。この運動量と食事量を守ること、つまり小さな努力の積み重ねをすることでダイエットが成功していきます。
勉強に対しても同じことで、塾のみで頭が良くなるというのではなく、家での勉強を習慣化することで学力が付いていきます。
大抵の塾では、このライザップのように生徒一人ひとりの学力まで管理しておりません。塾に通う前にしっかりと理解しておきましょう。

このTraum塾では、学力が上がるための生徒の習慣を管理する「自分革命コース」をご用意しております。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。

学力に関する苦情は無意味

逆に、どの塾にも苦情というのはよくあることです。苦情の大半が「全然頭良くならない」ということです。
ここまで読めば大体理解しているかと思いますが、塾に全てをお任せしてしまうこと自体が間違っています。
先ほどの、営業重視の詐欺のような発言をする塾であれば苦情を言うのも無理ありませんが、どちらにせよ塾には学力が必ず上がるといった保証はどこにもありません。
病院で例えると分かりやすいと思いますが、病気を治すために病院へ行っても、医者によっては間違った診断をしてしまうことは珍しくありません。このことについて「なんで治せないんだ!」といった苦情を言っても病院が困るだけで、病気が治ることはありません。
苦情を言うほどであれば、その塾を辞め他の塾を検討してみましょう。

まとめ

今回は、塾に求めてはいけないことについてまとめました。

箇条書きにすると以下のようになります。

塾はあくまでも学校のサポート
・塾に求めるよりも大切なことはやる気と習慣化
・1つ下の学年の基礎ができないと学んでも無駄
・教師にも教育レベルの差がある
・「必ず成績が良くなる」と勧誘してくる塾は詐欺
・学力に関する苦情は無意味

特に重要なのが、勉強に対するやる気と習慣化です。
まずはこの二つを変えるところから始めてみましょう!

ではまたっ!

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